受講生の声
株式会社トンボ様:DX人材育成への挑戦
受講内容DX人材育成プログラム Excelビジネス活用(¥36,300)
受講生 株式会社トンボ様(2024年14名/2025年14名)
デジタル化の波が押し寄せる中、企業にとって「DXを担う人材の育成」はいま最も重要な課題となっています。
今回、株式会社トンボ様にご協力いただき、人事担当者の方、そして実際にDX講座を受講された社員の方にインタビューしました。
「なぜ講座を導入したのか」「どんな成果があったのか」「受講を通じてどのように仕事が変わったのか」。
現場のリアルな声を通じて、DX人材育成のヒントをお届けします。
人事担当者インタビュー
若手・中堅社員が主役のDX推進
1. 講座導入の背景:社員の自律的な学びを促す
当社のDX人材育成は、会社全体を底上げし、継続的にDXを推進できる組織体制を構築することを目的として始まりました。
今回、MUKOnoa⁺のDX講座を導入したきっかけは、ご担当者様からのご提案でしたが、数ある講座の中から本講座を選んだ決め手は、短期間で実践的なDXの基礎知識を習得できる点に魅力を感じたからです。これにより、組織全体のDXレベルを効率的に引き上げることができると判断しました。
どの層に受講させるのが最も効果的かという点については、将来的なDX推進を担う若手・中堅社員に集中的に投資することで、組織のボトムアップを図るという結論に至りました。
この講座を通じて、若手・中堅社員がDXの基礎知識や意識を身につけ、業務改善を「自分ごと」として捉えられるようになることを期待しました。
2.受講者選定と受講中の社内サポート
本講座の対象者は、若手(入社6年目)から中堅の社員です。DXに関する知識を特定の部署に留めるのではなく、継続的に組織全体に広げていくことを目指し、指名と公募の両方で受講者を募りました。
受講前、社員の多くは「DX」という言葉から漠然と難しそうなイメージを抱いていたようです。しかし、業務時間内の受講を許可し、eラーニング受講を在宅でも可とするなど、会社として最大限のサポート体制を整えました。なお受講を理由に在宅勤務にする際は、受講に集中して他業務は行わないというルールも設けました。受講費用は全額会社が負担し、社員が安心して学習に集中できる環境を提供しました。
3. 講座導入の成果と今後の展望
講座導入の結果、受講者の間でExcelに対する苦手意識が減り、業務改善のためのDXをより身近に感じてもらうことができたと感じています。当初期待していた「DXの基礎知識と意識」の習得は達成されましたが、組織全体の変革という点ではまだまだ道半ばです。
今後は、DXとAIの関連性など、より発展的なテーマでのリカレント教育のニーズが高まると見ています。また、受講者からは「期間をもう少し長くしてほしい」という声も上がりました。自分のペースで学べるeラーニングのメリットを活かしつつも、双方向のコミュニケーションを促す仕組みがあれば、さらに学習効果が高まると期待しています。
今回の取り組みは、社員の学び直しを促す上で貴重な成功体験となりました。今後は、MUKOnoa⁺のような柔軟なリカレント教育プログラムを積極的に活用し、社員の自律的なスキルアップを支援していきたいと考えています。他の企業にも、自分の好きな時間に学べるこの講座をぜひお勧めしたいです。
受講者代表インタビュー
学びを職場の仲間へ還元するDXへの挑戦
1.受講のきっかけと直面した不安
今回、DX講座を受講したきっかけは、会社全体でDXを推進していくにあたり、若手・中堅社員を対象に選ばれたことでした。「学んだことを日々の業務に活かしたい」という意欲と共に受講に臨みましたが、受講前には仕事との両立という大きな不安がありました。特に、業務時間内に学習時間を確保できるかという点に、最も難しさを感じていました。
2.工夫と学び:Excel知識の再認識
限られた時間の中での学習は大変でしたが、在宅勤務とオフィスでの受講を組み合わせ、時間を効率的に使うことで乗り切ることができました。
受講を通じて、長年Excelを使ってきた自分でも知らなかった新しい発見がありました。特に、最頻値を算出する関数を知ったことは大きな気づきです。これにより、繁忙期の集計作業において、どのサイズが最も多く注文されたかを瞬時に把握できるようになり、業務の効率化に直結すると感じています。
3.モチベーションを保つ秘訣
受講中にモチベーションが下がりそうになったとき、「自分のためだけではなく、職場の仲間にも教えられる」という意識を大切にしました。この「他者の役に立ちたい」という気持ちが、学習を続ける大きな原動力になりました。
実際、すぐに「ねえこれ知ってる?」「こういう機能があるんだって!」と周囲に話題にして現場で取り入れた内容もあります。
4.成果と今後の展望
この講座を通じて、「誰が見ても分かりやすい資料作成」や「数値に基づいた根拠ある報告」ができるようになりました。具体的な業務では、毎月の営業報告書や顧客向けの見積書をより高度に作成できるようになったほか、将来的に管理職になった際には、部下の進捗管理や社内資料の作成もスムーズに行える自信がつきました。
また、今でも「あれ・・これもしかしたらあの機能を使うと便利かも」と閃いてテキストを見直すことがあります。全部覚えきれていなくても、一度学んだことは無駄になっていないなと感じます。
今後は、さらに「数字で語れる営業」を目指し、ビジネスデータ分析を学びたいと考えています。また、日々の作業を効率化するために、Excelのショートカットキーも習得していきたいです。
5.これから学び直しを始める方へ
日々忙しい中で、仕事や家事・育児との両立は難しいかもしれません。しかし、今回身につけた知識は自分だけでなく、周囲の人々を助けることにもつながります。受講期間中はまとまった時間を確保して集中して取り組むことをお勧めします。